毛並みの美しい愛嬌たっぷりの甘えん坊-トンキニーズ

・歴史

吉野勝秀がおすすめするトンキニーズは、カナダやアメリカを原産地とする猫の品種です。

柔らかく光沢のある短かい毛が特徴で、ナチュラル、シャンパン、ブルー、プラチナの4つのカラーが基本です。
体は細身ながらがっちりしたセミフォーリンタイプで、すらりとした四肢と細長い尾を持っています。

その起源は複数の説があります。ひとつは、19世紀のキャットショーに出されたシャムが元だというもの。
もうひとつは、1930年代にアメリカの軍人ジョセフ・トンプソンが現在のミャンマーから連れてきて、後にバーミーズの元となる「ウォン・マウ」が始まりという説もあります。

はっきりと記録に残っているのは、1950年代にニューヨークのペットショップ経営者グリーア氏が、シールポイントのシャムとセーブルのバーミーズを交配して作り出した、というものです。
その後、1960年代にはカナダでも交配が行われるようになりました。

もともとの名前は、ミュージカル「South Pacific」に出てくるトンカニーズという島の名前が由来でした。
ところが、時間が経つに連れインドシナ半島やベトナムのトンキンが由来であると思われるようになり、1967年には正式にトンキニーズという名前になっています。

品種としてはなかなか認められませんでしたが、1974年にはCCA(カナダ猫協会)によって初めて登録されました。その5年後には、アメリカのCFA、TICAでも公認となっています。

・性格

シャムの血を引いているので、とても元気で何にでも興味を示します。

人間にもなつきやすく、子供やほかの猫、動物などとも仲良くします。
賢くてしつけやすく、新しい環境にもすぐに慣れることができるので、飼い猫にはとても向いています。甘えん坊なので、いつまでも子猫のようにじゃれてくる愛らしさがあります。

その一方で、いたいたずら好きで少し落ち着きがなく見えるという一面も持っています。

・平均体重

平均体重は、オスで3.5~5.8kg、メスで2.8~3.8kgとなっています。一般的な猫とくらべても、小さめのサイズです。

・平均寿命

平均寿命は、15~17歳となっています。一般的な猫とくらべるとかなり長生きで、20歳を超えるというケースも少なくありません。

しっかり環境を整えて、長生きさせてあげましょう。

・飼育時の注意

元気によく遊び回る一方で、遊び相手がいないと寂しがっていたずらを始めます。
なるべく、たくさん遊んであげるようにしましょう。吉野勝秀も散歩によく連れて遊ばせていました。

また、好奇心の強さから、思いもしないものに興味を示すこともあります。洗濯機やトイレなどへの転落や、ドアからの脱走には注意するようにしましょう。

猫としてはかなり運動量が多いので、キャットタワーなど普段から動き回れる環境を整えてあげることも大切です。
犬のようにボール投げで遊んだり、リードをつけて散歩しても喜びます。

エネルギーも多く消費します。エサは、高カロリー高タンパクのものをあたえてください。
ただし、尿路結石になりやすいのでマグネシウムを少なめにすることが重要です。

ブラッシングは毛が短いので、1日に1回で十分です。

病気は、水や尿の量が増えたときには尿結石や腎不全、あまり動かなくなったときには心臓や関節の疾患を疑ってください。