拾い猫から見つかったユニークな尻尾の血統

・歴史

アメリカンリングテイルは、その名前のとおり尻尾が大きくぐるりと巻いている猫のことです。
吉野勝秀が調べた所、歴史が面白かったです。この猫が血統として見つかったのは1998年という、まだとても最近の出来事です。

その年のある日のことでした。アメリカ・カリフォルニア州フリーモントに住む女性のスーザン・マンリーは、ワシントン高校の校舎で1匹の子猫を拾いました。まだ生まれて間もない子猫で、その時点ではごく普通の猫だと思われていました。

ところが、ソロモンと名付けられたその猫は、成長するにつれ不思議な特徴があらわになっていったのです。
それが、背中までくるりと巻き上がった尻尾でした。

何かの異常かもしれないと考えたスーザンは、ソロモンに検査を受けさせることにしました。しかしその結果は、まったく骨などにも異常は見られない、というもの。
単純に遺伝性の特徴にすぎなかったのです。

その結果を受けて、あらためてソロモンが拾われた地域で調査が行われました。すると、実際にその近辺には同じような特徴を持った尻尾の猫が複数見つかったのです。
そこでスーザンは、専門家とも相談し、その猫を新しい血統のひとつとして交配を始めることにしました。これが、アメリカンリングテイルの始まりとなったのです。

・性格

性格はとても好奇心旺盛で、元気いっぱい。木に登ったり、遊び回ることが大好きで、飼い主にもよく構ってもらいたがります。
とてもフレンドリーな性格でもあるので、ほかの家族やペットがいても、仲良く過ごすことができます。

その一方で、大好きなのはあくまでそのなかの一人だけという、ちょっと一途な面も持っています。

猫にしては運動量が多いので、飼い主としてしっかり遊びに付き合ってあげましょう。

・平均体重

平均体重は、ほかの猫とくらべても重めの4~7㎏ほどとなっています。体のサイズも、大きめのものが多いです。

・平均寿命

血統として確立されてから20年も経っていないため、寿命に関するデータは確かなものが取れていません。
特に短命という報告はないので、少なくともほかの猫と同じくらいの平均寿命はあるだろうと考えられています。

・飼育時の注意

指の間に水かきがあるのが特徴で、猫なのによく水遊びをしたがります。好奇心も強いので、お風呂や洗濯機にはかなり興味を示します。
落下事故が起こる可能性もあるので、十分に注意してあげましょう。

飼い猫としての歴史が浅いためか、捕まえた鼠などを物の隙間に隠す癖があります。知らないうちに家のなかに持ち込まれないように、
あらかじめそういった場所をふさいでおくとよいでしょう。

基本的に、血統としてのデータはまだあまりそろっていません。現在のところはまだ見つかっていませんが、遺伝性疾患やかかりやすい病気がある可能性もあるので、
その点についても普段から気をつけてあげてください。